第41章

店長は彼女の歩合を既に用意していた。

樋口浅子は合計で約3億円もの歩合を受け取った。

彼女の気分は上々だった。

その後、同じ店でドレスを一着選び、ご機嫌で帰っていった。

夕方、樋口浅子は裕樹にメッセージを送った。【今夜、時間ある?外で豪華な料理をご馳走するわ!】

相澤グループ。

相澤裕樹はオフィスで新プロジェクトの設計図を確認していた。

ポケットに入れていた専用携帯が一度振動した。

彼は携帯を取り出して開いた。

樋口浅子からのメッセージを見て、文字だけでも彼女の喜びに満ちた気持ちが伝わってくるようだった。

【何かうれしいことでもあったのか?】

【うふふ、今日3億円近く稼...

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